psaA

光化学系Ⅰ反応中心は,およそ80kDaの2種の相同なタンパク質から構成される.その一方のタンパク質をコードするのが psaA 遺伝子である.他方のタンパク質をコードする遺伝子はpsaBである.真核光合成生物では, psaApsaB遺伝子は葉緑体ゲノムに存在する.葉緑体ゲノムやシアノバクテリアのゲノム上では, psaApsaB遺伝子は隣接して存在するが,緑藻クラミドモナスの葉緑体ゲノム上では psaAは3つのエクソンをもち、それらが分散して存在し,転写後にトランススプライシングされる.PsaAは膜を貫通するヘリックスを11もち,アンテナクロロフィルの他に,電子伝達成分としてP700のクロロフィル(eC-A1),アクセサリークロロフィル(eC-A2),電子受容体A0のクロロフィル(ec-A3),電子受容体A1のナフトキノン(Qk-A)を結合する.

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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:42:58