倍数性[polyploidy]

  近縁の種・品種などの間において,染色体数(ゲノム数)に増減がみられる現象をいう.染色体の基本数が完全な整数倍のときを正倍数性といい,不完全なときを異数性という.また,個体間でなく,一個体中の組織・細胞間にもこの倍数関係がみられる場合があり,その場合は混数性,体細胞倍数性という.一般には,倍数性は正倍数性の意味で使われ,ゲノムの重複する現象としてとらえられている.重複するゲノムの数により一倍性,二倍性,三倍性という.

関連項目


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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:44:30