位相差顕微鏡[phase contrast microscope]

 1938年Zernikeによって開発された生体観察用の光学顕微鏡.屈折率の高い部分を光が通過すると,背景光よりも位相が遅れる.この位相差を明暗差として観察できるようになっている.専用の対物レンズとリング絞りを使用する.屈折率の高い部分が周辺部より暗く観察されるダークコントラスト(ポジティブコントラスト)型のものが一般的である.鞭毛・繊毛や培養細胞などあまり厚みのない試料の観察に適している.


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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:43:29