中立突然変異説[neutral mutation theory]

 DNAやタンパク質が進化過程で蓄積する変異の多くは,形態形質などに現れる表現型レベルの変異とは異なり,自然淘汰の上から良くも悪くもない中立的変異であり,ほぼ時間に比例して蓄積されるという考え方.つまり,生物種間における特定のDNAやタンパク質分子の変異の程度は,それらが共通祖先から分かれて以降の経過時間にほぼ比例する.このため,分子形質の比較により,生物の系統発生を推定することができる.


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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:46:00