Blinksは様々な海藻の吸収スペクトル,光合成の作用スペクトルの測定を行い,紅藻の作用スペクトルは450~600nm付近は吸収スペクトルと一致しているが,より短波長とより長波長では光合成の収率が著しく下がることを見いだした.緑藻におけるレッドドロップに対応する.紅藻ではフィコシアニンが光化学系Ⅱのアンテナ色素となっているため,波長に依存した量子収率の低下がより顕著に観測される.