フーリエ変換ラマン分光法[Fourier transformRaman spectroscopy]

  Nd:YAGレーザーの基本波(1064 nm)などの近赤外光を入射光として用い,試料からのラマン散乱光をフーリエ変換赤外分光光度計を用いて測定する手法.入射光の波長に吸収帯をもたない試料の場合には,試料を破壊せず,蛍光による妨害なしにラマンスペクトルが得られる.一方,カロテノイドのラジカルカチオンのように,近赤外領域に吸収をもつ場合には,共鳴ラマン分光法として,そのスペクトルを選択的に測定できる.

関連項目


トップ   編集 凍結解除 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:44:40