クロロバキュラム テピダム[Chlorobaculum tepidum]

 緑色硫黄細菌. 緑色細菌門(Chlorobi門)に属し,中度高温(至適温度,48~50℃)で生育する.光合成色素としては,反応中心二量体を構成するバクテリオクロロフィルa,一次電子受容体としてはたらくクロロフィルaPD(Chl a670),アンテナ色素としてバクテリオクロロフィルcおよび数種のカロテノイドを含む.バクテリオクロロフィル cは自己会合してクロロソームと呼ばれる構造体を形成している.反応中心の型は光化学系Ⅰ型. 2002年にゲノムの全塩基配列が決定された.

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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:45:36